cron|間違って crontab -r を実行して設定を消してしまった場合の解決策
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はじめに
crontab -r は、cronの設定を削除してしまうコマンドです。
キーボード上 e と r が隣なので、cronの設定変更の crontab -e と間違ってしまうためです。
復元方法
間違って crontab -r を実行してしまった時のcron設定の復元方法をいくつか記載します。
【復元方法その1】cron実行のキャッシュファイルから復元する
cron実行は、ファイルにキャッシュされています。
キャッシュのパスは、/var/spool/cron/[ユーザ名] です。
キャッシュが残っていれば、このファイルからcronの設定を復元できます。
【復元方法その2】cronの実行ログから復元する
cronの実行ログは、/var/log/cron に記録されています。
実行ログから、cronの設定内容がわかりますので復元できます。
防止策
crontab -e と crontab -r を組み合わせ運用することは危険ですので使わないようにしましょう。
代わりに、cron設定は、ファイルに書いてそれを読み込んで設定を反映させることができます。
⬇︎cron設定を crontab.txt に書いた場合の例
$ crontab crontab.txt
更新日:2018年09月30日
作成日:2018年07月08日